「やっぱバイク盗んだりしてたん?」 「シンナーや覚醒剤って気持ちええ?」 「暴走族なんか社会のゴミやて。 よぉやっとったなおまえら。」 「そうそう。 若気の至りや言うても、人に迷惑かけたらアカンで。」 賛否両論、色んな意見が飛び交う中、 あっくんとマサヤンは黙って聞いていた。 「なぁ、族って年齢制限あんの? 俺今からでも入ったろか。」 酔っぱらった同級生があっくんに抱きついた。 「おまえら族やってたんやろぉ? もっと教えろやぁ。」