そんな生活が続いたある日の夜。 あたしはあっくんに電話をかけた。 「どないしたん?」 あっくんはいつもの明るい声で、 「よりとケンカでもしたのか」と笑った。 「ボーソー族って、どんなことしてたん?」 あたしが聞くと、 あっくんは困ったように 「う~ん。人に言えるようなイイコトはしてへんな。 何で知りたいん?」 あたしはデート中でのよりくんの様子を話した。 「今マサヤンの店で飲んでるけど、来る? よりも加奈ちゃんもいてへんよ。」