会社員のわりにお金持ってるのも気になる。
貯金なんてするタイプじゃなさそうだし。
考えすぎてちっとも眠れなかった。
結局よりくんから電話がかかってきたのは、
次の日の朝だった。
「ごめん。気づかへんかった。」
「うそ。一緒におる時はあんなにプルプル鳴らしてるやん。」
「これから仕事やろ?
ほな、また電話するわ。」
「ちょい待ち!
あんたほんまどこに・・・・。」
プツッ プーッ プーッ プーッ
イヤリングが、
朝日を浴びて光ってる。
よりくんと一緒にいればいるほど、
あたしはどんどん片想いの気持ちになった。
