パーティーは午後からだけど、 あたしたち三人は昼前には家を出た。 あたしの車で懐かしい景色を眺めながら、 目的の場所へと向かう。 「このへんやったっけ。」 「そこ、右。」 到着したのは、あたしとよりくんが恋人になった場所。 ショウ先輩の実家が見える公園だ。 「わ~変わってへんね。 当たり前か。」 あの時と何も変わらない景色に 心が安らいだ。