「指輪もう少し待ってな。」



「ええよ。

そんなんいらへん。」



「頑張って働くからな・・・・。」




よりくんは睡魔に襲われて

眠ってしまった。



結婚式も挙げられない。

指輪も買えない。


それでもあたしは幸せだった。



「よりくんメッチャ好きやで。」



あたしはそっと、

よりくんの頬にキスをした。