「お兄さんこそどこ行くの。 そんなくたびれた格好して。」 「やかましいわ。 うしろ乗んな。」 ヘルメットをポンッと投げ渡され、 あたしは生まれて初めてバイクというものに乗った。 「きゃああああああああああっ!!!!」 ゆっくり走ってって言ったのに、 ビュンビュンとばすよりくん。 恐怖で顔面蒼白。 やっと到着したのは、 小高い住宅街の中にある小さな公園だった。