心配した加奈が 電話をかけてくれた。 「優子、よりくんどうなん? 抜けられそうなん?」 「うん。元極道さんが言ってた通り、 指つめることはないみたいや。 せやけど、お金はいるんやて。」 「いくら?」 「わからへん。 相当な額やと思う・・。」 「大丈夫なん? いつまでか知らんけど、 それ用意できへんかったら えらい目に合うんとちゃう?」 ドクドク・・ドクドク・・ この鈍い心臓の音が 赤ちゃんに響いてしまう。 あたしは一生懸命平静を装った。