「自分がこの人やと決めた背中、 何があっても追い続けると・・・。」 あたしはジーンとして ケンタくんを見つめた。 男の人って、 すごいんだね。 「デカイ口たたく前に 風呂ぐらい入ってきぃや。」 よりくんが言うと、ケンタくんは焦って 自分のにおいをクンクン嗅ぎだした。 そういえばケンタくん、 昨日と同じ服を着てる。 「もしかしてずっと 外で張り込みしてたん?」 「は、はい。」 「そんな・・・ よりくん!!」 あたしとケンタくんで、 よりくんをじーっと見つめた。