「・・なんやねん。」 よりくんは気が抜けた様子で 髪をかきあげた。 「朝食買ってきました。 姐さん、体のこと考えて ゆっくりせなアカンと思いまして。 パンでよかったですか?」 「いらんわそんなもん。 さっさと帰れ。」 よりくんがドアを閉めようとしたので、 あたしは慌てて駆け寄った。 「ちょっと待ちって。 せっかく来てくれたんやから。 ケンタくんあがって。 一緒に食べよ。」 「ありがとうございます。 お邪魔します。」