部屋に入ると、 中はすっかり荒れ果てていた。 投げ散らかしてある服に、 コンビニ弁当のゴミの山。 ビールの空き缶。 山盛りの灰皿・・・。 「あららら。 またイチから片付けんとな。」 あたしがゴミを集めようとすると、 よりくんが後ろから抱きついてきた。 「そんなん後でええやん。 今はそばにおって。」