「俺な、ショウ先輩のことが

苦しかってん・・・。


ずっと、苦しかってん。


せやけどおまえに、

好きな女に出会って・・・


俺は救われたんやで。」





よりくんの声は、

少しだけ震えてた。



遠くからお母さんが

あたしを呼ぶ声が聞こえる。