「マサヤン。

あんたんちはどんなだったか知らへんけど、

あたしは両親が大好きや。

託児で働いてるから尚更かもしれんけど。

生まれてすぐ歩けるん?

ご飯が食べられるん?

住む家は?学校は?病気した時は?

誰でも最初から一人でなんて、

絶対生きていかれへん。

心の問題はあるかもしれんけど、

人並みに生活できてるなら

親に感謝せなアカンのとちゃうん?

そんなこともわからんと簡単に親を捨てるとか、

アホなことぬかさんといてや。」




冷静でもなかった。