BLUE〜よりくんと優子の物語〜



「車が好きなんはええけど、

ぜったい暴走族に入ったらアカンよ。」



「ボーソーゾクってなに?」



あたしは子供をギュッと抱きしめた。



「知らんでもええ。

知らんでもええの。」



子供は不思議そうな顔をしながら眠りについた。