「あたしそろそろ帰らんと。 明日早いねん。」 あたしは席を立ち、 財布を取り出した。 「ええよ優ちゃん。 ここは俺らで払うから。」 あっくんが言った。 そういうわけにはと、 あたしは五千円札をカウンターの上に置いて店を出た。