「別れるなら早いとこ別れてやって。 どんな理由があるにせよ、 やってることは人の道 外れた極道や。 いつ警察に持っていかれるかわからへん。 それでもよりと一緒になれるんか?」 こんな真剣なマサヤンは初めてだ。 「優ちゃん。世間の目は冷たいで。 ヤクザの女と知られただけで友達なくすかもしれへんし、 仕事だってクビになるかもしれへん。 そもそも親が許さへんのちゃう?」 「それは・・・。」 あたしは何も言い返せなかった。