BLUE〜よりくんと優子の物語〜



あっくんがインターホンを押す。


「よ~り~く~ん。

あ~そ~ぼ~。」



・・ガチャッ



扉を少しだけ開き、

片目で外をのぞきこんだよりくんは、

あたしたちの姿を見てパタンと扉を閉めた。



「こらーっ。

中に入れんかーいっ。」



あっくんがドンドンと扉を叩く。


しばらくすると、

再び扉が開いた。



「なに?どないしたん?

そろいもそろって。」



出てきたよりくんはトレーナーを裏返しに着ていた。



(さては全裸だったな・・・。)



ひそかに目を細めるあたし。