「もしもし。」 「どこ行っとん。腹減った。」 「ごめん、すぐ帰って作るから待っといて!」 電話を切ると、 あっくんが笑って言った。 「なんか優ちゃん、 よりのオカンみたいやな。」 その言葉にマサヤンも笑った。 すると加奈が突然大きな声を出した。 「なぁ、みんなでご飯食べへん? せっかく全員そろったんやし。」 「ええな~。鍋しようや。」 あっくんが一番に賛成した。