そこには、ビッシリと刺青が刻まれていた。 「すげー!! ほんまや!本物や!」 「さ、さわっていいですか!」 舞い上がる俺とマサヤン。 今にも飛び出してきそうな昇り龍に、 すっかり釘付けになった。 ショウ先輩も笑って 「かっこええやろ?」 と言った。 よりは少し離れた所で、 ぼんやり俺たちを見つめてた。