初めてチームの走りに参加した日。 何とも言えないスリルと興奮に、 頭がぶっ飛びそうだった。 元々バイクに乗りたくて族に入った俺たちには これ以上の喜びはない。 走ってる時は、 「最高」の二文字。 よりは最初からビュンビュン飛ばした。 よりの中に、 恐怖心というものは微塵も感じなかった。 そんなよりの走りっぷりを見て、 ショウ先輩はよりを 先頭を走るバイクの集団、 「特攻」に任命した。 俺とマサヤンは その後ろの方をテキトーに走る ペーペー。