BLUE〜よりくんと優子の物語〜



体格の大きい、

しかもラリッて凶暴になっている先輩たちには到底かなわない。


俺とマサヤンはボコボコにやられていた。



やられながら、

次第に先輩たちが離れていくことに気がついた。



起き上がるとみんな、

よりの方に集まっている。




「より?」




俺はその時の光景を、

瞬きひとつせず見つめた気がする。