顔は笑ってなかったが、 目が笑っていた。 そんな気がしたのはおそらく 俺だけだろう。 そのうち誰かが「マサヤン」と呼び出し、 いつのまにかみんながマサヤンと呼んでいた。 「早くバイク乗りたいなぁ。」 マサヤンのこの一言で、 決定的に俺たちの仲間入りとなった。