春にやっと中学にあがったガき同士の、 なんとも迫力のないガンのたれ合い。 それでも周りの先輩たちは面白がって、 「ええぞ、やれやれ。」 とヤジを飛ばした。 それから兄は、 俺をよりのグループに置き去りにし さっさと自分の仲間のもとへ行ってしまった。