窓の外は異常なほど風が吹き荒れてる。 よりくんはあっくんの家に泊まったらしく、 帰ってきたのは次の日の夜だった。 あたしは何も聞かずよりくんにご飯を作ったけど、 半分も食べなかった。 風邪を引いたのか、 咳ばかりしている。 「大丈夫?薬買ってこようか。」 「薬はええ。酒買ってきて。」 「何言ってんの。 よけい菌がまわるやん。」 よりくんは毛布にくるまってタバコを吸いだした。