ドクドク、ドクドク。 あの嫌な感覚が体中に響き渡る。 あたしはいてもたってもいられず、 外に出て よりくんが帰ってくるのを待った。 「よりくんごめん。 もう何も聞かへん。もう何も・・・。 早く帰ってきて。」 それから一時間ほど、 あたしは外にしゃがみこんで待っていた。 あっくんからの連絡はない。 すると、遠くから車のライトが近づいてきて、 あたしの目の前に止まった。