よりくんは黙って、

もくもくと食べている。



「真面目に聞いて。

よりくん、教えてほしい。

今なにやってるの?」



「聞いてどうすんねん。」



いつかのあっくんと同じことを言った。



「どうすることもできへん。

でもな、何も知らんとただ黙って見とるのは、

もう限界やねん。

それとも何?

あんたいつかはあたしと別れるつもりで付き合ってるん?」



よりくんの箸が止まった。



「あたしは一生、よりくんについていきたいって思ってるよ。

せやからこうして聞いてるんよ。」