意識狩り〜Consciousness Hunter〜



『信じられない、か。じゃあ信じられるようにしてやるよ』

僕は自分の意思ではなくベンチから立ち上がると、軽く助走をつけて真上へとジャンプした。

自分でも驚くぐらいの高さまで跳んで、木の枝にぶら下がっていた。