僕は昨日の夜の出来事を思い出していた。 母さんは二人とも死んだと言っていた。そうだとすると、今、話しかけているのは誰なんだろうか? 『お前に俺は触っただろう? あの時乗り移ったのさ』 そうだ。確かにそうだ。 黒ウエアに腕をつかまれた。 でも・・・