『お前は100万人に一人の貴重な人間なんだぜ』 声は相変わらず、聞きたくもないのに響く。 僕は困惑していた。 何をどうしたらいいのか、全くわからなかった。 『普通の人間は、俺たちに操られるだけで、お前のように会話なんて、全くできないんだぜ』 俺たち?俺たちってなんだ?