君に逢いに行く。


「ねぇ、


今年の甲子園も出るんでしょ?


それで私達の学校と戦うために


決勝まで来るんでしょ?


それで私と逢うんでしょ?



・・・・アンタのために


バイト頑張って逢いに行くお金作ってたのに


全部・・・無駄になっちゃうじゃん・・・」





こんな事言ってたら


涙が溢れる・・・。



溢れて、


声が震えて、


さっきみたいにちゃんと話せなくなってた。



私は君のお母さんに背中をさすってもらいながら



席に戻った。