城を出たシオンたちは来た道をメインストリートまで戻り、例の激突した果物屋さんの横にある細い路地を進む








「いーんですか?あんなおじいさんに任せちゃって?」



シオンがレッドから貰った赤色の棒つきアメを口につっこんで話す
色や味覚は完璧にリンゴ味だが本人曰く“薔薇が残したくちづけ〜夏の涼風を添えて〜”味らしい





「あのお方が出たならオレたちは出しゃばったらいけねーなぁ、いけねーよ」
――なぜに桃ちゃん先輩?





「あの体格が良いおじいさんってそんなエライんですか?」





「あぁお偉いさんだぞ♪なんたって元白忍の総隊長だったからな♪」





「それって“日番谷隊長”より偉いんですか!?」





「イッエ〜ス♪むしろ山本元柳斎○國より偉いぞ♪(ちなみに作者は享楽さんをリスペクトしてるらしいぜ♪)」





「てめえらは俺の店の前でなに話してたんだ?」



気づくと「くま○プーさん」のような体格をした男が仁王立ちをしている
顔はお世辞にもプーさんに似ているとは言えず、どちらかというと「高○ブーさん」である




「でたっ!!マツコ・デ○ックスだぁ!!!」




「ちげーよ!!!おい!レッド!この無礼な(!!)ガキは誰だ!?」






「おぉ!おやっさん♪こいつは“シオン”つって…にゃんと!…あのランクスの弟子だぞ!おどろきっしょ♪」





「!!……ほぉ…ランクス様は弟子はとらないって仰ってたのにな……分かった…入店を許可してやる、とりあえず入んな」