【完】それでも君を愛してるんだ


そーいうことか。というようにお兄ちゃんはため息をついた

「いってないよ」

だよね・・・

知ったらきっと・・・軽蔑してしまう





「優花。言いたいなら言えばいいよ」

「・・・え?いいの?」

あまりにも普通に言うから拍子ぬけしてしまった






「優花は素直な子だから嘘なんてつけないだろ」

「でも・・・」

「大丈夫。俺がいるから」

優しく微笑むお兄ちゃんに私はうっすらと涙を見せた