「どうしたんだろうなぁ。何か聞いてるか?」

お父さんは私を見ながらそういう

“何か”あったよ

あったけどそれを話したら・・・

家族を壊してしまう。

「何も・・・なかったよ」

私はそういい箸をもった




トントントン

階段の方から足音が聞こえる

ガチャッとリビングに入ってきた

はぁっ・・・とため息をつきながら

「優人、ご飯いらないって」

お母さんはそういってイスに座った




ホッとしてる、自分がいる

その方がいい

今は顔を見たくない