「優人ー優花ーご飯よー!」

部屋にこもっていると聞こえたお母さんの声

ご飯・・・か

お兄ちゃんと顔合わせるの気まずいし





今日はいらないかな・・・

それでもお腹は「お腹がすいたよー」と泣く

「しょうがない」

私はドアノブを握り締めた




そして下におりる

テーブルの上にはおいしそうな料理がたくさんある

でも、そこにお兄ちゃんの姿はない

「優人、遅いな」

「そうね・・・ちょっと見てくるわ」

そういってお母さんは部屋を出て階段を上っていった