「お母さん!ご飯ご飯!!」

「んもう優花は・・・」

「ははっ!」

お父さんの笑い声がリビングに響く

こんな暖かい家庭が私は大好きだ




「優花、いいのか?」

「なひは?」

口に食パンを詰め込んだ状態でいう

「時間。」

そういってお兄ちゃんは腕時計を見せる




時間?

ふと時計に目をやると・・・

「ぎゃあぁぁぁ!!!」

私の声がリビングに響く

ヤバイヤバイヤバい!!

完璧遅刻だぁ~~!!

私は口にパンを突っ込み家を出た