私は引き出しから、印鑑と通帳を出した そしてそれを鞄に入れた お父さん、お母さん・・・ ごめんなさい・・・ 私は何とも言えない罪悪感に目を伏せた そして玄関の扉の前にたった ここから出れば・・・ 新しい生活が始まる 少し怖い・・・ でも、楽しみでもある。 「・・・よしっ!」 私はそう意気込み扉を開けた