「私と共にいれば、寂しくないでしょう。それに、私もあなたと共にいたいですから」

王子さまは、にっこり笑いました。

しかし、お姫さまは首を横に振りました。

「それはいけません。王子さまは、私の…っ」

言い終わる前に、王子さまはお姫さまにキスをしました。

「あなたと共に、いたいのです。私のワガママを、どうかお聞きください」

そう言うと
お姫さまは、黙ってうなずきました。