「私は、人ではなくなるからです」

お姫さまは、ずっとずっと泣いていました。

「私は、魔女の魔法で死んでしまうのです。もう二度と、私は人になれなくなるのです」

そう言うと、お姫さまは
とうとう、床に泣き崩れてしまったのです。

「ならば…」

王子さまは言いました。