いつものように誰よりも早く
教室を出て、
誰よりも早く売店へ行く。
 
それが俺の日課。
 
 
早くしないと、
いちご☆みるく
売り切れちゃうっっ!!!!
 
「ったく、数学の梅木(うめき)の
 授業おわんの遅すぎ・・・・(汗;)
 売り切れてた
 ら、、、、あったぁぁあああぁぁっっ(感)
 俺の好物♡」
 
んぁ!!!???誰か居る・・・・。
いや、ここは売店だし
授業も終わってんだから
誰か居ても
不思議では無いんだが・・・・。

いつもは俺1人でワショ━━━ィ!
ってなるはずだったのに・・・。
 
だれだよー、
俺の優越感とった奴ー!!!!
俺はいたってもいられなくなって
売店のパンコーナーへと向かった。
そこにいたのは、

【っげ;山崎かよっっ!?】

まさかだろ・・・
と正直思った。
と同時に、
なんでこいつが
ココにいるんだろう
っていう変な疑問に駆られた。

いや、それこそ
ココは売店なんだし?
誰か居るのは当たり前・・・だし?
でも、よりによって
なんでコイツなんだよ・・・・。

山崎 一樹(やまさき かずき)
俺【天音 恋(あまね れん)】
と同じ2-5のクラスメイトの1人。
でも、俺が唯一
苦手とするタイプの人間・・・・。

だってさ?
おかしいんだぜ、コイツ。
6組の岡田組の連中に絡まれてんの
助けたってーか、
まあ、
なんつーか・・・・。

(実際問題なにやってんの?
って聞いたらあいつ等が勝手に
逃げてっただけなんだけど・・・・)

声かけただけなのに、
それからしつこく
付きまとうようになって・・・。
俺の顔見るたんびに
「天音くん、天音くん」
うるさくって・・・・(汗)

女子はああいうタイプを
ショタ系だのなんだの
言ってけど、
俺から言わせてもえば
なんだそれっっ!?(呆)