ＭＯＭＯ太郎

を抱いた、そう、何故中の下なのにこの世界に招き入れられたのか、と。
しかし村長はそれを木原には聞かなかった。何故かはわからない、だが村長なりに考えがあるのだろう。



「キハラ……お前の……」

（やばい、おこられる………）

「おぬしのお供にしてくれ………」

拍子抜けだった。

「は？」

「頼む、主の剣技に心を奪われたのだ……もしダメなら……この場で腹を切る！、が………どうする？」

（どうするって言われてもぉ！）

そして、脅迫まがいだった。木原はしかたなくお供にすることにした。
ゆっくりと木原が頷くと瞬く間に村の神殿にはいり、瞬時に戻ってきた、村長はどうやら荷物を持ってきたらしい

「そ、村長………」

「村長じゃない、炎治だ。」

村長もとい炎治が仲間になった。ＲＰＧならとても嬉しい展開なのだが実際に体験してみると微妙に怖い、と言うのが木原の思いらしい

「えと、炎治？このあとどうすればいいと想う？」

「鬼神を倒す旅となれば仲間が必要だ」

（え、ああ、このひとそのつもりで仲間に……）

「仲間？誰か心当たりがあるの？」

「あぁ、会ったことはないが奴の噂は聞いている」