蜜林檎 *Ⅰ*

「ユリちゃんには会ったの?」

「今日、杏を待ってる時に
 ユリが会いに来てくれたんだ
 君と付き合っているのが
 俺だってすぐに
 わかったらしい」

樹の事を知っている百合に
嘘をついても通じる訳が無い。

「今日、君にすべてを
 話す事をユリに話したよ」

「ユリちゃんは
 何て言ってた?」

「杏の事を応援してあげたい
 って言ってくれたよ
 親父さんには、おりをみて
 ユリから俺達の事を話して
 くれると約束してくれた

 今度、みんなでちゃんと
 話をしようと・・・」

杏は、百合の言葉にホッとした
のも束の間・・・

雅也が樹との関係を
許してくれるとは思えない。