『健やかなる時も病める時も
 ・・・・・・
 愛することを誓いますか?』
 
誰もが、パートナーとの幸せな
未来を夢見て、結婚という道を
選ぶのだろう・・・誓いを胸に

『どうして・・・
 その誓いは破られるの?
 
 私の周りには
 あまりにも溢れている』
  
杏は思う・・・

その出来事に寄って、深く傷を
負うのは、二人の愛の結晶・・
のはずだった・・子供達なのだ

杏は蒼一の、あの言葉を
思い出す。

『親も元は、俺達と同じ子供
 なんだって事
 月日を重ねて大人になって
 しまっただけで
 子供と同じように、問題に
 ぶち当たれば
 そこから、目を逸らし
 誰かに、助けを求め
 楽な方へ逃げ出す・・・
   
 壊れた原因は一方だけでなく
 両方にある』

親は、完璧ではない・・・