二人は顔を見合わせて笑い合う
杏はチケットを受け取り大切に
手帳に挟んで落とさないように
鞄の奥にしまった。
「でも本当に、そのチケットで
ライブ観なくてよかったの
アン?
せっかくイツキがプレゼント
してくれたのに・・・
私に、遠慮しなくても
よかったんだよ
それにもしかしたら
イツキに、もう一度
逢えたかもしれないよ」
樹の口調をまねて、低い声で
瑠璃子は言う。
「『あの場所の子を
バックステージに
招待してくれ』
とか、何とかで」
「うんうん、それから・・・」
「『今日は
君を離さないよ』」
女の子(人)は、例え話で
永遠に会話を続ける事ができ
尽きる事はありません。
でも、ちゃんと分かっているの
です。
夢は、夢でしかないという事を
・・・・・・
杏はチケットを受け取り大切に
手帳に挟んで落とさないように
鞄の奥にしまった。
「でも本当に、そのチケットで
ライブ観なくてよかったの
アン?
せっかくイツキがプレゼント
してくれたのに・・・
私に、遠慮しなくても
よかったんだよ
それにもしかしたら
イツキに、もう一度
逢えたかもしれないよ」
樹の口調をまねて、低い声で
瑠璃子は言う。
「『あの場所の子を
バックステージに
招待してくれ』
とか、何とかで」
「うんうん、それから・・・」
「『今日は
君を離さないよ』」
女の子(人)は、例え話で
永遠に会話を続ける事ができ
尽きる事はありません。
でも、ちゃんと分かっているの
です。
夢は、夢でしかないという事を
・・・・・・


