1時間目が終わった後、あたしはなっちゃんに、さっきのことを話した。 


「マジ?!桜子ってば、すご−い!」 


なっちゃんが尊敬の眼差しであたしを見る。 


「うん…なんか成り行きで…」 


あたしは髪を指にくるくると巻き付けながら答える。 


「あたしも昼休みに決行しようかな。」 


なっちゃんがため息をつく。 


あたしも、なんだか苦しくなってきて大きく息をはいた。