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翌日、



「じゃーね、お兄ちゃん。」



佐原の兄貴は帰っていった。



まだ俺の事は認めてはいないらしいが、俺が佐原に手を出さない事を確信して、少し納得したらしい……



とりあえず、佐原は今まで通り、俺の家にいられる事になった。



佐原の兄貴を見送ってから、居間で佐原の運試しとして、トランプをした。



もちろん、ポーカー。



「だめだぁ!勝てない!」



佐原はカードをばらまいて横になった。



「佐原、パンツ見えるぞ。」



今は2人とも制服。



学校の時間までトランプをしてた。



「え、ウソ、やだ!!」




起き上がってスカートを直す佐原。



「み、見ました…?」



顔を真っ赤にして上目遣い。



やめろって……



「みてねーよ。」



照れ隠しのようにぶっきらぼうに言った。



「よかったぁ♪♪」



何?
なんかおもしろくねーな……



「佐原。もっかい勝負しよーぜ?」


「え?」



訳がわからないといった顔をした佐原を無視して、カードを配る。



「んで、賭けしよーぜ?」


「え”」



もろ嫌そうな顔をする佐原。



そりゃそうか。
前に賭けして、俺の彼女役させてるし……



「ヤですよ!!どーせ私が負けるんだから!!」



「お前が勝ったら、俺の彼女役、やめてもいいぞ。」



「え、マジですか!?じゃぁやります!♪♪」




なに、
そんなに嫌だったのかよ。俺の彼女役……




ちょっと、傷つくんだけど………



「その代わり、俺が勝ったら……」




そう、これが目的。





「お前にキスするから。」