あれから2日…



「佐原、これは?」
「あぁー、いーです。捨てて。」

「ん」



先輩ん家に引っ越すための荷物運び……



実はあのあと……




*゚-*゚-




『せ、せせせ先輩!?ウチに住めよって……!?』




動揺しまくる私。



『どーゆう事ですか!?』

『そのまんまの意味だけど~?』

『は!?』



よく話を聞いてみると……



『つまり…私の話を聞いて、一人暮らしはつらいだろうという事で、先輩ん家に住む事に……?』

『俺はそんなに優しい考え方を抱いてはいないが……』

『は!?』




訳わかんねーよ!!



『まぁ♪いーからいーから♪うちなら部屋いっぱいあるし♪遠慮しないで♪♪』



笑顔のお父さん。



『で、ですけど……』

『黙れ。お前に拒否、選択権などない。』



ひでぇ……



『でも!人の手を借りるのは申しわけなさすぎ……』



『黙れと言ってんのがわからないのか?』



ぐ……



しかし!
ここで負ける訳には……!!



『でも!』



言い返そうとしたら……



『あ”?』



うっ……



何も言い返せない程の眼力で睨まれた。






*゚-*゚-





「佐原!サボってんじゃねぇ!」

「か、かしこまりました!!」



驚きすぎて変なセリフがでた。



「ぶ」



は、鼻で笑いやがった……



(;`皿´)……



「ほら、段ボール♪♪」

「ぐぇ!重っ!」

「大丈夫♪お前ならへーきだって♪♪」



私ならって……



偏見じゃね!?



先輩に段ボール箱を三個持たされた……



これが重くない訳ねーだろ!!



「ぐぉぉ…負けてたまるかぁ!」



先輩ん家が借りてきた軽トラに段ボール箱を乗せる。



「どっせぃ!!」



ふー、とため息をつく。



私、



「これからやってけんかなぁ……」



見上げた空は
青く澄み渡っていた……