「アイツ……」 ハルは、俺が忘れ物をしたから届けにきてくれたんだ。 多分ここに居るだろうと思って、来てくれたんだ。 ――いくら苛々してても、さすがに良くないよな。 「猫のままで良かった、か……」 月に向かってお願いをしてるハルを想像できてたら、あんなセリフ言うべきじゃなかった。 冷静さに欠けてた。