ペットだなんて、言わないで




「ハル!!」


 俺の声に気がつき、こっちを見る。

 暗くてどんな表情をしているかはさすがに分からなかった。


「ハル!」


 駆け寄ると、彼女は怯えた様な、怒っている様な、でも寂しそうな……そんな目をしていた。


 ちゃんと見た時、俺は本当に自分が嫌になった。


 だって――ハルの目には涙がいっぱい溜まってたんだ。