ご飯を食べ、服を着替え、歯磨きをする。 そして少しハルと遊んだ後、出勤しようと立ち上がった。 「にゃーん……」 出かけるというのが分かったのだろう。 甘えた声をだし、足に擦り寄ってくる。 「ごめんな、仕事なんだ。あ、外には出せないからつまんないかもしんないけど……ごめんな」 「んにゃ」 ハルを抱っこし、たっぷりと可愛がった後、きちんと戸締りをして出勤する。 職場は家から徒歩十分以内の歯科医院だった。 今日も気を引き締めながら職場へ向かう――