すがるような目で見られたら誰だってOKすると思う。


 了承した俺に抱きつくハルだったけど、やっぱりいつもとはちょっと違っていて。


 いつもの笑顔のはずなんだけど、どこか弱々しくて。


 少しでも強く言ってしまったら壊れてしまいそうで。


「寝るか」

「あいっ!」



 俺のベッドはダブルサイズなので、狭いわけじゃないのにやけに密着してくる。