――家に着き、ガチャッと鍵を回しても、なぜかいつも走ってくる音が聞こえない。 「ただいまー」 部屋の電気も付いていなかった。 妙な胸騒ぎを覚え、部屋の奥まで進んで、電気を付ける。 「……ハル?」 お気に入りのクリーム色のソファーにも居ない。 「ハルー!?」 「はーい……」 寝室の方から声がするので、急いで扉を開けるとそこにはハルが横たわっていた。 いや、寝ていたと言った方が正しいか。